Creative Learning Program “MNRV”

MNRV01

MNRVとは

ovaqeが主催する作り手のためのトークイベント / ワークショップのプロジェクト。
不定期で開催し、僕らが出会ったこの人から学び盗むべき、という方々を京都に招いて超ロングセットの内容となっている。
扱うジャンルは様々で「アウトプットではなくプロセス」へフォーカスを当てることが本プロジェクトのポイント。

これまでにデザインから、料理、映像、アート、写真、プログラミングと様々なジャンルを扱い、毎回50名限定としている。
東京とは異なり、関西圏でしっかりとクリエイターの話を聴きこむ機会は少ない。
特にほとんどのイベントは2時間あたりで終えるが、このプロジェクトは最低でも4時間は必要と考えている。

映画を見るようにクリエイターの話を聞くのではなく。
体内に刻み込むのにどう考えても2時間で終えれるとは到底思えない。
また、このイベントのスタンスとして出演者へのフィー、宿泊費、交通費に全て売り上げが相殺される仕組みにしている。

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学び取るのに必要な時間。

イベント後のアンケートには「ケツが痛い」と書かれるのがスタンダードなMNRV(ミネルヴァと読む)。
最低4時間。最長9時間というロングセットが特徴であり、人によっては二度と来ないと決め込むだろう。
これまでいくつかのトークイベントに参加し、時には登壇してきた中で2時間や特にクロストークでこの時間は無謀だと自覚していた。
人が語れることを物理的に考えていくと1、2時間で語ることは不可能で、それをやろうとすると色々なメッセージを削り落とすか、早回しで語るしかない。

これによって、本来その人間が伝えたかったことの50%にも見たいない情報と熱しか伝わらず、本来到達したかった深淵の部分までも潜り込めないままお開きになる。
そして、イベント後に謎の名刺交換に1時間も使い、映画を見て楽しかったねと語って去っていく風景と一緒に見えた。
本来、僕らは学び取る(イメージ的には「学び盗る」)ためにこの場にいるにも関わらず、社交場と化している。

そもそもMNRVは、StudyじゃなくてLearningと言い続けているイベントだ。
Studyは義務教育で誰もが通った教科書とにらめっこタイムなものに対して、
Learinigはもっと自発的で楽しく没頭するニュアンスがある。
僕らは後者のスタンスを大切にしようと思いスタートしている。

なので最初に開催したMNRVではスタートの時間だけを記載し、終わりの時間を記載しなかった。
最初の挨拶で「終わりの時間は考えていません。聞きたいことや会話したいことが皆にあり続ける限り、続きます。」と宣言した。
結果、そのイベントは12時に始まり、登壇者が新幹線の終電ギリギリ9時まで続き、トータルで9時間。

参加者最初50人。最後残った人間は40人あまりがいた。皆、お尻をさすって出て行ったが、アンケートでは今まで最高の時間だったと答えていただいた。
これは映画じゃなくて、楽しい学びの時間だ。それを深めるのは登壇者でもなく、主催でもなく、お客さんにある。主催側も始まるとお客さん側になる。学びたい人と教える人しかいない空間が永遠と続く。

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50人しか入れない理由。

理想は20人だと思っている。ただ交通費や宿泊など実施にかかるコストをギリギリ±0にしようとすると50人以上は考えられない。
そもそも採算を取ろうとするとオオバコで大人数を入れるというのがストレートな商売の考え方であるが、このプロジェクトに関してはお金は設けない&残さない。
登壇者を京都に招くに掛かるコストとしっかりフィーをお支払いするという姿勢で、無理なお願いをしてロングセットを依頼している。

そして人数は「人と人が対話してる状況」をできるだけ維持できるよう少人数としている。
これは50人を超えると破綻し、劇場化する。劇場では絶対だめで教室のイメージが近い。
一人一人が会話できること。登壇者と目があうこと。マイクをできるだけ使わないこと。

これらの条件を満たすことで、小さな場がまるで潜水艦のように思考の海に登壇者という船長とともにダイブすることができる。
海面でプカプカ海を眺めてお開きではなく、もしかしたら帰ってこれないかもしれない奥底まで共に潜り込む。
結果、その思考冒険は4-9時間の時間を要する。その時間に思考と対話はどんどん深化し、体に学びが刻み込まれる。

だから、僕たちは50人以下と設定している。なのですぐに毎回ソールドアウトとなる。リピーターだらけでチケットは埋まる。
頭も体もどっぷり疲れる。しかし、今まで知らなかった風景を50名の人間が共有することができる。
見た目はただのトークイベントやワークショップだが、写真だけ見ていてもわからない「時間」と「人数」がこのプロジェクトの肝となっている。

>> MNRV / http://mnrv.org/

これまでのMNRV(ダイジェスト)

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